バイオディーゼル燃料BDF

使用済みや賞味期限切れの植物油をリサイクル処理することで、ディーゼルエンジン用の燃料として使うことができます。この油から製造した燃料のことを「バイオディーゼル燃料(Bio Diesel Fuel:略称BDF)」と言います。BDFは植物由来であり、繰り返し使用することができる再生可能エネルギーの一つです。また、原料である植物が生育時に二酸化炭素を吸収するので、地球温暖化防止の観点から排出二酸化炭素量を実質ゼロとみなすことができ、地球にやさしい燃料なのです。

取り組みとBDF製造について

東日本大震災の経験

2011年3月11日、私たちにとって大きな節目となった日でした。
東日本大震災によって、私たちはこの国のエネルギー事情が非常に脆いものであることを知ります。原子力発電所の事故や千葉県内の某石油製油所の火災・爆発事故によって、一時ガソリンや軽油の供給が困難となりました。弊社は千葉市・市原市などの廃棄物処理を手掛けておりますので、運送車両の燃料確保は非常に重要な問題です。行政からは「何が何でも運行を止めてくれるな!」という指示があり、やっとの思いで燃料を確保し、廃棄物処理業務を停滞させないようにするのに必死でした。この震災時の経験をきっかけに、環境にやさしく災害に強い地域作りをめざし「バイオディーゼル事業」に2011年7月より取り組み始めました。

purpose事業の目的

東日本大震災以降、我が国は地域のバイオマス資源(再生可能な生物由来の有機性資源のこと。化石燃料等は除く)を利活用して、地域でのエネルギー自立分散を目指す方向になっています。バイオディーゼル燃料は、食品廃棄物の一つである廃食油を原料としており、地産地消型のバイオマスエネルギーとして、身近な私たちの暮らしに役立ちます。そこで私たちはバイオディーゼル事業を通して、下記の事柄を目指しています。

  1. 私たちの身近な廃棄物の削減
  2. 再生エネルギー(バイオマス)の有効利用
  3. 燃焼時のクリーンな排気ガスによる健康被害の軽減
  4. 二酸化炭素排出量の削減による地球環境の改善
  5. 千産千消(千葉県内での地産地消)による地域の活性化
事業の目的
  • 公的事業認定certification

    私どもの取り組みは、県や市の認定や評価をいただきながら、

    少しずつですが前進しております。

    • 公益財団法人千葉市産業振興財団主催『第13回ベンチャー・カップCHIBA』準グランプリ受賞
    • 公益財団法人千葉県産業振興センター「千葉県フロンティア企業支援事業」認定
    • 千葉県「中小企業経営革新計画」承認
    • 千葉市「トライアル発注認定事業」認定商品
  • 製造工程概要process

    廃食油からバイオディーゼル燃料をつくるには植物油にメタノールと触媒を加えて反応させます。こうすることで、脂肪酸メチルエステル(バイオディーゼル燃料)とグリセリンが生成されます。このグリセリンは粘度が高いため、丁寧に取り除いておかないとエンジン内部に固着し、故障の原因になってしまうのです。また、取り除いたグリセリンや洗浄時廃水については回収し、油汚れに強い業務用洗剤としてリサイクルします。「油が油汚れを制す」という感じが面白いですね。
    エステル交換反応の後は、不純物や水分を取り除く工程が経て、高純度のバイオディーゼル燃料(高品質BDF)となる訳です。100Lの廃食油から約80~85L程度の高品質BDFが製造されています。

rvo廃食用油の新しい使い方:RVO

弊社ではバイオディーゼル燃料(BDF)の他、廃油の新しい利用方法の開発に取り組んでいます。
食用廃油を再処理し、「RVO(リユース・ベジタブル・オイル)」と名付け、燃料として有効利用してもらうという試みです。化石燃料(石油)とは異なり、植物由来の廃油から製造しているため、燃焼しても実質CO2排出をゼロと考えることができる地球にやさしい燃料です。重油ボイラー用燃料に混和、あるいは代替燃料として利用する、あるいは焼却炉の助燃剤として活用する、などその可能性は広がっています。
また、食用廃油独特のドロッとした粘性を抑え、より使いやすく精製した「RVO+」もご用意しております。
詳しくは弊社までお問い合わせください。

廃食用油の新しい使い方:RVO